今や、防衛通信および兵器システムは圧倒的な数の最新高集積電子部品で構成されています。防衛機器市場で競争力や競争優位性を高めるには、最新の技術、最高の処理速度、最高の集積度のアナログ/デジタル処理を利用して情報システムや防衛機器の探知・応答時間を短縮することが絶対必要です。

しかし、そうしたシステムは、システムを構成する部品の数倍、あるいは桁違いに長い期間にわたって運用・維持されることがよくあり、必然的に部品の製造中止リスクが生じます。これは流通分野では大きな問題ですが、部品/製品エミュレーション、リバース・エンジニアリング、コード移植、認証などの業界にとっては刺激となります。

最も低リスクのベンダーの選択を含む生産終了戦略

陳腐化コストは、特に予定外の製造中止あるいは倒産や買収によるベンダーの事業停止の場合、完全には避けられません。従来、2 社購買のほか、ベンダー・サポート契約、「最終受注日」、販売代理店による在庫確保などの戦略が用いられてきましたが、得られるサポータビリティとそれに対するコストはさまざまです。追加戦略としては、製品サポートに基づいてベンダーの実績評価を行い、最も低リスクのベンダーを選ぶことが挙げられます。

おそらく、この戦略は防衛機器調達ではあまり用いられていません。従来のサプライヤ・プロファイルや実績では、ベンダーの沿革、財務的安定性、および目下の懸案事項としてのサプライヤのリスクが重視されます。しかし、これらのプロファイルは、必ずしも経営構造、意思決定、および部品の長期的な製品サポート/サポータビリティに関する判断につながる要因を反映しているとは限りません。

製品サポート・リスクの評価

ホワイトペーパー 『FPGA Product Support and EOL as Past Performance Indicators (英語版・PDF)』 では、30 年にわたる FPGA 開発/製品の歴史に基づいて、FPGA プロバイダの製品サポート歴を評価するためのさまざまな統計指標を示しています。独自の指標開発のための完全なデータ・セットは、myAltera 防衛機器ポータル にあります。それらの指標の一例を下の図に示します。