データセンターの分野では、FPGA によって、データ分析、人工知能、スマート・ネットワーキング、ハイパーコンバージド・ストレージなどの機能の高速化に必要な低レイテンシーのオフロード処理が提供されます。FPGA では、インライン処理とルックアサイド処理の両方をサポートして、複雑なボトルネックを緩和することで CPU ワークロードのオフロードを行います。

ソフトウェア・デファインド・ストレージ (SDS) は、急成長する業界トレンドとなっています。リモート・ストレージ・システムは、他のタスク間のレプリケーションとバックアップを実行してストレージ・ネットワークを仮想化する役割を担うソフトウェア・デファインド・ネットワークによって管理されます。ただし、FPGA を採用したハードウェアを使用してこのネットワークを改善すれば、リモート・ストレージ・システムであっても、SSD のほぼネイティブのレイテンシー、スループット、IOPS を達成できます。NVMe* over PCIe* により、SSD の帯域幅のパフォーマンスが SAS 経由の約 3 倍、SATA 経由の約 4 倍に向上します。この場合、インテル® FPGA は、SDS ネットワークで必要なホスト・インターフェイスとストレージ・コントローラーの両方として機能できるようになります。

RoCE 実装では、ストレージ・エリア・ネットワークは、CPU ワークロードとメモリーを軽減する FPGA に、サーバー・ネットワークの負荷をオフロードします。RoCE を使用すると、サーバー間データストレージ転送で CPU が不要になり、非常に低いネットワーク・レイテンシーでプロセスを実装できます。その際に、より差し迫った処理ニーズに対応するために CPU メモリーバッファーを解放できるので、サーバーの全体的な機能が向上します。

FPGA は、デザインモデリング、石油やガスの探査、原子力シミュレーション、その他の機能などのアクセラレーション機能に必要な低レイテンシーのオフローディングを提供して高性能コンピューティングを実現します。FPGA は、複雑なボトルネックを緩和することにより、CPU のワークロードをオフロードするインライン処理をサポートします。FPGA はまた、SHA、重複排除機能、消去コーディング、およびさまざまな圧縮形式 (GZIP など) の実装能力も提供します。このオフローディングは、ネットワーク・アクセラレーションに加えて、データセンターの消費電力の削減とワットあたり性能の向上を可能にします。
このインライン処理は、限られたプロセッサー・メモリーを解放し、プロセッサーの演算負荷を低減することで、システム・アーキテクチャーに二重のメリットをもたらします。これにより、FPGA は、データセンターの消費電力を削減して消費電力当たり性能を向上させることができます。