インフォテイメント・システムにおける差異化

車載用インフォテイメント・システムは最新の車両デザインに不可欠なものであり、世界全体での売り上げを大きく左右します。そこで、最新のコンシューマ・エレクトロニクス製品に対抗すると同時に、魅力的な新技術を継続的に生み出す必要があります。

適切なメイン・システム・プロセッサを採用し、最新のグラフィックスでシステムのユーザー・インタフェースを差異化することが重要です。それには GPU を搭載した高性能 SoC や、ソフトウェアでアップグレード可能なアプリケーションを搭載した CPU を選択すべきでしょうが、複数のモデルをサポートする場合は、システムのバリエーションや新しいインタフェース技術に対応するさまざまな SoC を選択しなければならない場合もあります。これではコスト効果を期待できないばかりか、設計リソースを効率的に使用することもできません。

アルテラの FPGA を I/O コンパニオンとして使用すると、I/O インタフェースのあらゆる組み合わせをサポートできます。FPGA をコプロセッサとして利用すると、ビデオ・スケーリングやグラフィックス・アクセラレーションなどの機能において、ホストのメイン・プロセッサの負荷を低減させることもできます。FPGA の柔軟性によってハードウェアの変更を最小限に抑えながらデザインをアップグレードして複数のメーカー、地域、およびモデルに対応できるようになります。

図 1.  ビデオ前処理/後処理のためのコンパニオン・アプリケーション

インフォテイメントにおける FPGA の利点

  • ビデオ・セレクタおよびフロントエンド処理により、複数のカメラ入力を任意のビット・レートまたは解像度でサポート
  • ディスプレイ・インタフェースをサポートし、グラフィック処理ユニット (GPU) をオフロード
  • 2D/3D グラフィック・アクセラレータ、スケーラ、高画質化処理、インタフェース・プロトコル・ブリッジなどの機能統合によってシステム性能を最適化
  • ソフトウェア無線 IPにより、ラジオ音声DSP回路を FPGA に統合してコストを削減
  • プログラマブルなI/Oとロジック回路で最新世代のインタフェース規格に迅速に対応
  • フィールド・アップグレードにより、基板の改版を最小限に抑えながら、システムの将来性を確保

表 1. サポートされるインフォテイメント用 IP

インタフェース系 IP IP ベンダー
CAN Bosch, CAST, IFI
LIN Bosch, CAST
DisplayPort / eDP ALTERA MegaCore / Bitec
OpenLDI (LVDS) ALTERA MegaFunction - ALTLVDS, SoftLVDS
PCI Express® (PCIe® ) ALTERA Hard IP (select devices)
USB 3.0 SLS Corp.
DisplayPort Bitec
グラフィックス系 IP IP ベンダー

ビデオ/画像処理スイート
(Video and Image Processing Suite)

  • スケーラ
  • デインタレーサ
  • カラー・スペース・コンバータ
  • 2D (FIR) フィルタ
  • 2D メディアン・フィルタ
  • アルファ・ブレンダ
アルテラ
(18 種類のビデオ/画像処理 IP のスイート)
2D/3D グラフィックス HMI, Video IO TES
ビデオとグラフィックス Imagem Technology
ビデオ CODEC CAST
H.264 CAST, Jointwave