インテル® Xeon® CPU + FPGA プラットフォームの概要
FPGA は、「ハイパーコネクテッド」な世界が生み出す、増え続けるデータを受信して処理するデータセンターのさまざまな主要ワークロードを高速化するうえで役立ちます。FPGAは、データ分析や金融アルゴリズム・テストなどのワークロードに対して、最適なデータパスを瞬時に再プログラムできるため、この汎用性により高い性能、電力効率、デバイス使用効率を向上し、総保有コストの削減に寄与します。また、プロセッサー、メモリー、ネットワークなどの各種インターフェイスに直接接続できます。これまで FPGA には専用のプログラミング知識が必要でしたが、アクセラレーション・スタックによって開発フローが大幅に簡素化され、データセンター全体に短期間で FPGA を導入できるようになりました。
インテル® アクセラレーション・スタック (インテル® Xeon® CPU & FPGA対応)
インテル® アクセラレーション・スタック (インテル® Xeon® CPU & FPGA対応) は、ソフトウェア開発者が以前よりもはるかに容易にインテル® FPGA のパワーを引き出せる新しいアーキテクチャーです。コア・コンポーネントとして、インテル® FPGA とインテル® Xeon® プロセッサーの間の接続を最適化する FPGA インターフェイス・マネージャーを搭載しています。FPGA とのトランザクションは、インテル® アクセラレーション・エンジン経由で直接処理することができます。このエンジンは、仮想マシンやコンテナ内から呼び出すことができるスレッドセーフなアプリケーション・プログラミング・インターフェイス (API) を備えています。このため、開発者はドライバーのカスタマイズやインターフェイスのデバッグから解放され、アルゴリズム開発に集中し、より短期間で信頼性の高いソリューションを開発できるようになります。
インテル® プログラマブル・アクセラレーション・カード (インテル® Arria® 10 GX FPGA 搭載版) によって、サーバー上で FPGA がさらに使いやすくなります。このカードは、ストリーミング分析やビデオ・トランスコードなどのワークロードを高速化するためのネットワーキング・インターフェイスと、DDR4 メモリー(エラー訂正付き) を搭載しています。このカードには FPGA インターフェイス・マネージャーも含まれており、PCIe* バス経由でインテル® Xeon® プロセッサーとシームレスに組み合わせることができます。
インテル® アクセラレーション・スタック (インテル® Xeon® CPU & FPGA対応) とインテル® プログラマブル・アクセラレーション・カード (インテル® Arria® 10 GX FPGA 搭載版) を組み合わせることで、開発者は、生産性に優れたスイートを使用して FPGA アクセラレーションのパワーを引き出し、データセンター要件に対応することができます。
関連リンク
- NewsByte を読む:
- ブログを読む: Supercharging Data Center Performance while Lowering TCO: Versatile Application Acceleration with FPGAs (英語)
- すぐに設計を始める: インテル® アクセラレーション・スタック (インテル® Xeon® CPU & FPGA対応)
- すぐにデザインを始める: インテル® プログラマブル・アクセラレーション・カード (インテル® Arria® 10 GX FPGA 搭載版)
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