Product Lifecycle
Nios® II プロセッサでは、製品寿命のすべての段階で以下のようなライフ・サイクル上の利点を提供することによって、製品利益を最大化できます。

  • いち早く製品を市場に投入する
  • 機能追加やコスト低減で、製品寿命を維持する
  • コスト高の要因となるプロセッサの陳腐化、および市場からの早期撤退を回避する


製品寿命の各段階で提供される Nios II プロセッサ独自の利点を説明します。

開発

「Time-to-Market」のメリット—FPGA デバイスは、プログラマビリティにより、きわめて短い「Time-to-Market」を実現します。FPGA デザインの簡単な変更によって、多くの一般的なデザイン・エラーを素早く修正できます。Nios II システムは、このような柔軟性を生かし、完全な開発キット、多数のリファレンス・デザイン、強力なハードウェア(SOPC Builder)およびソフトウェア [ Nios II 統合開発環境(IDE) ] デザイン・ツールを提供して「Time-to-Market」をさらに短縮します。

市場で最初の製品は、期待される製品仕様よりも劣る場合が少なくありません。Nios II プロセッサを使用した FPGA ベースのシステムは、フィールドに展開済みの製品に対して、ソフトウェアが更新されるのと同じ方法でハードウェア機能を更新できるという独自の優位性を提供します。これによって、以下のとおりいくつかの問題が解決されます。

  • 製品寿命を延長できれば、時間経過に伴ってハードウェア機能を充実させることが可能
  • 新規の(改定される)標準規格に基づくハードウェアを使用するリスクを低減
  • ハードウェアのバグ修正が簡単になり、製品の返品と再作業が不要


競争力の構築—
汎用的なハードウェア・プラットフォームでは、競争力を維持するのはなかなか困難です。1つまたは複数の Nios II プロセッサ、ハードウェア・アクセラレータ、カスタム命令、およびカスタマイズされたペリフェラルを使用したシステムを作成することによって、競合の市場参入に対する強固な防壁を構築したり競争で優位に立つことができます。

導入期および成長期

導入および成長の段階では、売上高の急増、および量産とコスト低減による収益性確保への移行といった特徴が見られます。製品エンジニアは長い間 FPGA デバイスを使用してフル生産に向けての短期的な立ち上げを可能にしてきましたが、アルテラの新世代の低コスト FPGA デバイス により、設計者はプロトタイプの作成から量産出荷までの生産プロセス全体を通して、同じデザイン・フローを維持できます。

さらに、多機能の Nios II プロセッサは、組み込みシステムの開発者に、ハードウェア機能やハードウェア・アクセラレータを追加する柔軟性を与え、開発段階の後半においても、開発した製品に競争力をもたせる性能強化、および機能追加のための柔軟性を与えます。

成熟期および衰退期

コストの低減: この段階では、市場の成長が止まり、競争から生じるコスト低減が重要な課題となります。アルテラは、セル・ベース ASIC デザインへの移行が必要なデザインに対しても、Nios II プロセッサ、ペリフェラル、および スイッチ・ファブリック・インタコネクト 用 ASIC ライセンスを提供しています。詳細については、弊社の販売代理店にお問い合わせください。

プロセッサの陳腐化: エンベデッド・プロセッサ・ベンダーは、さまざまな顧客に対応するために、1つのプロセッサ・ファミリで幅広いコンフィギュレーションの選択肢を用意していますが、これらの「派生プロセッサ」が製造中止または、入手困難になることも少なくありません。経験豊富な設計者は、ソフト Nios II プロセッサがハード・プロセッサのようには陳腐化しないことを理解しています。Nios II プロセッサの設計者には、アルテラ FPGA で Nios II プロセッサ・ベースのデザインを作成し展開するための無期限ライセンスが提供されています。そのため、ベースとなる FPGA ハードウェアに変更が生じた場合でも、アプリケーション・ソフトウェアへの投資は維持されます。

アルテラ FPGA デバイスに設定されている最小発注数量は少なく、寿命の延長と製品利益の最大化を図るプロダクト・マネージャにとって大きな救いとなっています。市場の衰退は不可避ですが、製品は徐々に段階的に廃止することができます。

アルテラ デバイスのオンライン購入 も可能です。