アルテラの MAX® II CPLD ファミリは、かつてないもっとも低消費電力かつもっとも低コストな CPLD です。MAX II CPLD は、CPLD ファミリの中で I/O ピンあたり最も低いコストと最小の消費電力を実現する、画期的な新CPLDアーキテクチャをベースにしています。新しくリリースした MAX IIZ 製品を含めて、MAX II CPLD では同じ革新的な CPLDを使用した 3種類を提供します。

  • MAX II CPLD
  • MAX IIG CPLD
  • MAX IIZ CPLD

インスタント・オン、不揮発性のこのデバイス・ファミリは、汎用の低集積度アプリケーションをターゲットにしています。MAX II CPLDは、従来の CPLD デザインに最も低いコストを提供できるだけでなく、更に高い集積度においてもコストと消費電力の低減を実現するので、高コストで高消費電力の ASSP、および標準ロジック・デバイスの代わりに MAX II CPLDを使用することができます。

MAX II CPLDの最新機能

MAX II CPLDは、ハイレベルの機能統合によってシステム・デザイン・コストの低減を可能にします。ここでは、MAX II CPLD の最新機能について説明します。

低消費電力

  • 1/10 の消費電力(3.3 V MAX デバイスと比較した場合)
  • 消費電力の低減と信頼性の向上を実現する 1.8 V コア電圧
  • CPLD 業界でもっとも低いスタンバイ消費電力により、バッテリ駆動アプリケーションにおいてバッテリ寿命の延長が可能
  • 使用していない場合に、CPLD の電源オフできる自動スタートおよびストップ機能

コスト最適化アーキテクチャ

  • 1/2 の価格で 4 倍の集積度(前世代の MAX デバイスと比較した場合)
  • 最小ダイ・サイズになるよう設計され、I/O ピンあたり業界でもっとも低いコストを実現

高性能

  • 最大300MHz の内部クロック周波数レートをサポート
  • 2倍の性能向上 (従来の3.3 V MAX デバイスと比較)

独自な機能

  • オンボード・オシレーターとフラッシュ・メモリ・ブロック
  • ディスクリートまたは不揮発性ストレージ・デバイスの除去によるチップ数の低減

リアル・タイムのイン・システム・プログラマビリティ (ISP)

  • デバイスの動作中に 2 番目のデザインをダウンロード可能
  • リモート・フィールド・アップデートのコスト低減

MultiVolt コアの柔軟性

  • 3.3 V、2.5 V、または 1.8 V 電源に対応可能なオンチップ電圧レギュレータ
  • 電源レール数の低減によるボード・デザインの単純化

パラレル・フラッシュ・ローダ メガファンクション

  • ボード上の JTAG 非準拠フラッシュ・デバイスのコンフィギュレーション効率を改善
  • MAX II デバイスでJTAG コマンドを実装してボード管理を簡素化

I/O 機能

  • MultiVolt I/O 機能により 1.5 V、1.8 V、2.5 V、または 3.3 V ロジック・レベルのデバイスとインタフェース可能
  • シュミット・トリガ、プログラマブル・スルー・レートおよびプログラマブル・ドライブ強度によりシグナル・インテグリティを改善

もっとも使いやすいソフトウェア

  • アルテラの無償ソフトウェア Quartus® II Web Edition ですべてのMAX II CPLD をサポートし、ピン・ロック・フィッティングと性能の向上を実現
  • Quartus II ソフトウェアで提供する 新しいMAX+PLUS® II のルック&フィール・オプションにより使い易さを向上

MAX II CPLD アプリケーション

MAX II CPLD は、以下のコントロール・パス・アプリケーションをターゲットにしています。

  • パワー・アップ・シーケンス
  • システム・コンフィギュレーション
  • I/O 拡張
  • インタフェース・ブリッジ

 

関連CPLDリンク

 

MAX® II CPLDに関するFAQ(最もよく尋ねられる質問)を下記に記載します。

一般的な質問

MAX II デバイス・ファミリとは、何ですか?

アルテラの 低コスト CPLD である MAX II ファミリ は、従来の CPLD のアーキテクチャと アルテラの FPGA の革新的な FPGA LUT (look-up table) ロジック構造を組み合わせた初めてのアーキテクチャを使用しています。この MAX II CPLD では同じ基本アーキテクチャを使用した 3種類を提供します。

  • MAX II CPLD
  • MAX IIG CPLD
  • MAX IIZ CPLD

これらのデバイスは、I/O ピンあたり最も低いコストを実現し、汎用の低集積度アプリケーションをターゲットにしています。多くのユーザーは、MAX II デバイスを低集積度 FPGA、ASSP、および標準ロジック・デバイスの代わりに使用しています。

MAX II デバイス・ファミリは、どのようなデザイン・アプリケーションに対応しますか?

アルテラのMAX IIデバイスは、インタフェース・ブリッジ、I/Oの拡張、デバイス・コンフィギュレーション、パワー・アップ・シーケンスなど、低価格・汎用・低集積ロジック・アプリケーションに最適です。これらのアプリケーションの詳細については MAX II アプリケーション のページをご参照ください。競合 CPLDと比較してコストと消費電力を平均で 50% 削減するMAX II デバイスは、ポータブル・アプリケーションに最適です。

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MAX II デバイス・ファミリには何種類のデバイスがあり、どのようなパッケージで提供されますか?

MAX II デバイス・ファミリには4種類のデバイスがあり、集積度は240~2,210ロジック・エレメント数(LE)、ユーザI/Oピン数は最大272ピンです。4デバイスともに、低コストの薄型クワッド・フラット・パック(TQFP)パッケージ、FineLine BGA® (FBGA)、Micro FineLine BGA (MBGA)パッケージで提供され、バーティカル・マイグレーション(同一パッケージのピン互換性)に対応します。

特長

EPM240/G/Z

EPM570/G/Z

EPM1270/G

EPM2210/G

ロジック・エレメント数 240 570 1,270 2,210
標準的換算マクロセル数 192 440 980 1,700
最大ユーザI/Oピン数 80 160 212 272
ユーザ・フラッシュ・メモリ・
ビット数(ビット)
8,192 8,192 8,192 8,192
スピード・グレード

3, 4, 5

6, 7 (6)

3, 4, 5

6, 7 (6)

3, 4, 5 3, 4, 5
パッケージ(1), (2)

68 ピン MBGA (5)

100 ピンBGA (3)
100 ピン MBGA (4)
100 ピン TQFP

100 ピンBGA (3)
100 ピンMBGA (4)
100 ピンTQFP
144 ピンTQFP

144 ピンMBGA (5)

256 ピンBGA (3)
256 ピンMBGA (4)

144 ピンTQFP
256 ピンBGA (3)
256 ピンMBGA (4)
256 ピンBGA
324 ピンBGA (3)

注:

  1. 全パッケージが全ての集積度にわたりバーティカル・マイグレーションに対応
  2. 100 ピン BGA、100 ピン MBGA、そして 256 ピン MBGA パッケージは、RoHS準拠対応の3.3V/2.5V デバイスのみを提供します。これらのパッケージの1.8V デバイス・サポートを近日中に提供予定です。
  3. FineLine BGA パッケージ(1.0 mm ボール・ピッチ)
  4. Micro FineLine BGA パッケージ (0.5-mm ボール・ピッチ)
  5. MAX IIZ ファミリのみで提供

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MAX II デバイスの製品コードは、集積度とどのように関係していますか?

MAX II デバイスの製品コードは、デバイス内で使用可能なロジック・エレメント数に対応しています。MAX II デバイスの製品コードはすべて「EPM」で始まります。その後に続く数字が、デバイスのロジック・エレメント数を示します。

「換算マクロセル数」は、どのようにロジック・エレメント数と関連していますか?

ロジック・エレメント数とマクロセル数の標準的な換算レートはありませんが、何百もの顧客デザインから抽出した実証的なデータに基づき、アルテラは、1マクロセルに対して約1.3ロジック・エレメントを、標準換算マクロセル相当数比と判断しました。

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MAX II デバイス・ファミリは、どのようなプロセス技術を採用していますか?

MAX II デバイス・ファミリは、コストに最適化されたTSMC社の1.8V、0.18µm、6層メタル配線フラッシュ・プロセスを使用しています。

MAX II デバイスは、いつ提供が開始されますか?

MAX II および MAX IIG デバイスは、量産出荷中です。MAX IIZ デバイスのプロダクション品の出荷は、2008年の前半を予定しています。

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 どの MAX II 開発キットが提供されていますか?

アルテラでは、以下の2つの低コスト開発キットを推奨しています。

開発キット名

搭載デバイス

仕様

ベンダー
MAX II 開発キット EPM1270

データシート
(英語版 PDF)

ウェブページ

アルテラ

購入
MAX II マイクロ・キット EPM2210

ユーザー・マニュアル
(英語版 PDF)

Web ページ

Terasic

購入

MAX IIZ キットに関しては、アルテラおよび販売代理店にお問い合わせください。

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比較

MAX II、MAX IIG そして MAX IIZ デバイスの違いは何ですか?

MAX II 製品それぞれの大きな違いは、供給電圧および消費電力の仕様となります。

機能

MAX II デバイス MAX IIG デバイス MAX IIZ デバイス
製品ライン

EPM240

EPM570

EPM1270

EPM2210

EPM240G

EPM570G

EPM1270G

EPM2210G

EPM240Z

EPM570Z

供給電圧 3.3 V および 2.5 V 1.8 V 1.8 V
スタティック消費電力 Check Check 業界最小
ダイナミック消費電力 業界最小 業界最小 業界最小

MAX II デバイス・ファミリは、既存のMAXデバイス・ファミリと、どのように異なりますか?

どちらのデバイス・ファミリも、不揮発性のインスタント・オンCPLDです。新しいMAX II ファミリは、その半分のコスト、1/10の消費電力で、MAXファミリの4倍の集積度を提供します。MAXデバイス・ファミリがマクロセル・ベースのアーキテクチャを基盤としているのに対し、MAX II デバイス・ファミリは、LUTベースのアーキテクチャを基盤にしています。

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MAX II デバイス・ファミリとCyclone® デバイス・ファミリの違いは何ですか?

MAX II デバイス・ファミリとCycloneデバイス・ファミリは、異なるアプリケーションに対応するように設計されています。最大規模のMAX II デバイスは2,210ロジック・エレメント、最小規模のCycloneデバイスは2,910ロジック・エレメントを提供します。MAX II ファミリが不揮発性のインスタントオン・デバイスで構成されているのに対し、Cycloneデバイスのコンフィギュレーションには別のデバイスを使用します。このような違いはありますが、MAX II デバイスとCycloneデバイスに提供されているI/Oピンの数には重複する部分があります。また、両デバイスのロジック・エレメント当たりのコストは同程度ですが、I/O ピン当たりのコストでは、MAX II デバイスが常にコストを下回っています。

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消費電力

MAX II デバイスとMAXデバイスの消費電力は、どのように異なりますか?

MAX II ファミリの消費電力は、前世代のMAXデバイスに比べ、約1/10です。

仕様に定められているスタンバイ電流は、どのぐらいですか?

現時点で仕様に定められているスタンバイ電流は、入力電圧がゼロ (GND)であり、負荷なし、入力のトグルなしの状態時のものとなります。

機能

MAX II デバイス MAX IIG デバイス MAX IIZ デバイス
供給電圧3.3 V および 2.5 V1.8 V1.8 V
スタティック消費電力 (標準)12 mA2 mA

29 µA (EPM240Z)

32 µA (EPM570Z)

ダイナミック消費電力業界最小業界最小業界最小

MAX II デバイスはどのようにしてポータブル・アプリケーション向けのバッテリーの寿命時間の維持を実現していますか。

A. MAX II 低消費電力 CPLD は、卓越したホットソケット能力、パワー・シーケンスの柔軟性、および単一電源の簡潔性のおかげで、自身を完全にパワーダウンすることを可能にしています。パワーダウン・モードに関する詳細は、MAX II の低消費電力 のページをご覧ください。

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性能

MAX II デバイスとMAXデバイスの性能は、どのように異なりますか?

MAX II ファミリの性能は、平均で前世代のMAXデバイスの2倍となります。

スピード・グレードは、仕様の tpd 値とどのように関連していますか?

スピード・グレードは、各デバイスの相対的な速度を示しています。-3が最速、-4が標準、-5が最も遅いスピード・グレードです。MAX II デバイス・ハンドブック の中の仕様に定められた「最速tpd1」は、デバイスにおけるコーナ・ ツー・コーナの遅延パスである最速の商用スピード・グレードに相関しています。

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MAX II CPLDとStratix® II FPGAは、スピード・グレードが同じです。性能仕様も同じですか?

MAX II ファミリもStratix II ファミリも、スピード・グレード-3が最速、-4が標準、-5が最低速です。スピード・グレードという表記が同じでも、性能仕様は異なります。

パッケージ

MAX II デバイスは、前世代のMAXデバイスとピン互換ですか?

いいえ。MAX II デバイスは、まったく新しいアーキテクチャをベースとしているため、アルテラのMAX 7000、MAX 3000デバイス・ファミリとのピン互換性はありません。

同一パッケージでより高い集積度のデバイスに移行する際、なぜ、使用可能ユーザI/Oピン数が少なくなるのですか?

MAX II デバイス・ファミリの各デバイスは、与えられたパッケージに対し、最低集積度のデバイスでI/Oピン数を最大にするように最適化されています。高集積度のデバイスは、ロジック・エレメント数が多いため、正常に動作するために必要な電源およびグランド・ピンの数が増えます。したがって、パッケージが同じで、集積度の高いデバイスを使用した場合、使用可能ユーザI/Oピン数を減らさなければなりません。

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特長

このインスタント・オン・ファミリのパワーオン時間は、どのぐらいですか?

小規模のMAX II デバイス(EPM240)は、電源電圧が最小Vcc値に到達してから200マイクロ秒以内にパワー・オンとなります。EPM570 および EMP1270 デバイスのパワーオン時間は、300マイクロ秒以内です。最大規模のMAX II デバイス(EPM2210)は、電源電圧が最小Vcc値に到達してから450マイクロ秒以内です。

ユーザ・フラッシュ・メモリとコンフィギュレーション・フラッシュ・メモリの違いは何ですか?

ユーザ・フラッシュ・メモリは、外部にある単体のシリアルまたはパラレル不揮発性メモリを MAX II デバイスに統合するためのものです。ユーザがアクセスできないコンフィギュレーション・フラッシュ・メモリは内部的に使用され、プログラムされた設計データを保存し、その後プログラマブル・ロジックにロードします。

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MAX II デバイスは、イン・システム・プログラムが可能ですか?

はい。MAX II デバイスは、.pof、Jam™ STAPL、.svf、IEEE 1532ファイルのいずれかを使用し、JTAGポート経由でイン・システムによるプログラミングが可能です。

MAX II デバイスにフェーズ・ロック・ループ(PLL)はありますか?

いいえ。MAX II デバイスにはPLLがありません。PLLに必要なダイ・サイズ、消費電力、クロック・ピン数が、デバイスのコストを望ましい水準以上に引き上げてしまうからです。

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I/O標準

MAX II デバイス・ファミリは、どのシングル・エンドI/O標準をサポートしていますか?

MAX II デバイスは、LVTTL、LVCMOS、PCIなど、さまざまなシングル・エンドI/O標準に対応しています。また、一部のI/O標準については、プログラマブル・スルー・レート、ドライブ・ストレングスの制御にも対応しています。

MAX II デバイス・ファミリは、ホット・ソケットに対応していますか?

はい。VCCIO、VCCINTのパワー・ピンは、どの順序でも起動できます。また、パワー・アップ(およびパワー・ダウン)の前や最中でも、信号をMAX IIデバイスに入力できます。デバイスに損傷を与えることはありません。なぜなら、デバイスのI/Oピンは、パワー・アップ、パワー・ダウン時に300 µAを超すDC電流をソースまたはシンクしないからです。

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MAX II デバイス・ファミリは、どのようなI/O電圧に対応していますか?

MAX II デバイスには、最大4つのI/Oバンクがあり、それらが3.3V、2.5V、1.8V、1.5Vのロジック・レベルで他のデバイスにシームレスに接続できます。

MAX II デバイスは、5 Vの電圧を許容しますか?

大きい2種類のMAX II デバイスは、外付けのシリアル抵抗とオンチップPCIクランピング・ダイオードを使えば、5 Vを許容します。小さいほうの2種類は、5 Vを許容しません。

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MAX II デバイスは、PCI に対応しますか?

集積度が高い2つのMAX II デバイスは、66MHzの32ビットPCI に対応します。

ソフトウェアとIP

Quartus® II デザイン・ソフトウェアのどのバージョンが、MAX II デバイスに対応しますか?

すべてのMAX II デバイスは、現在、Quartus II Webエディション・ソフトウェア・バージョン4.0 もしくはそれ以上でサポートされており、無償でダウンロードできます。Quartus II デザイン・ソフトウェアのフル・バージョンは、アルテラのサブスクリプション・プログラムを通じて提供されており、同様にすべてのMAX II デバイスをサポートしています。次のソフトウェア・リリースでは、プログラミング・ファイルの生成にも対応する予定です。

MAX+PLUS® II デザイン・ソフトウェアは、MAX II デバイスに対応していますか?

いいえ。MAX II デバイスは、Quartus II デザイン・ソフトウェアのバージョン4.0以上でサポートされています。

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どのサードパーティ・ツールがMAX II デバイスに対応していますか?

大手EDAベンダのMentor Graphics (Precision 2003C) 、Synplicity (Synplify 7.5.1) の論理合成/シミュレーション・ツールが、MAX IIデバイス・ファミリに対応し、最高品質のデザイン実現を保証します。

MAX II デバイスには、どのようなIPコアが提供されていますか?

アルテラは、MAX II デバイス用のPCIコアを提供中です。また、I2C、SPI、UARTなど、選定された一般的なインタフェース・コアもサポートします。

MAX II 開発キットにはどのようなものがありますか?

アルテラでは、表に示す以下の低コスト開発キットを推奨しています。

開発キット名

対象デバイス

仕様

ベンダー
MAX II 開発キット EPM1270

データ・シート (PDF、英語版)

アルテラ
購入

MAX II マイクロ・キット EPM2210

ユーザ・マニュアル (PDF、英語版)

Terasic
購入

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