DisplayPort ソリューションの概要
アルテラとそのパートナーのBitec社は、次世代のビデオ接続を必要とする民生機器向けに、FPGA ベースの DisplayPort ソリューションを実装するためのビルディング・ブロックとリファレンス・デザイン一式を提供しています。これには、DTV、LCD プロジェクタ、コンピュータ・モニタが含まれます。DisplayPort の IP コアと FPGA 開発ハードウェアを含むこのソリューションは、以下に挙げるメリットをもたらし、これによりシステム設計のコア機能の開発に集中することが可能になります。
- シンプルかつ迅速なプロトコル実装
- デザイン・リスクの低減
- 開発期間の短縮
対象のアルテラ FPGA ファミリには、DisplayPort プロトコルの物理層をサポートするための内蔵トランシーバ I/O が含まれています。そのロジック・ファンクションは IP でサポートされており、プロトコルとユーザ設計を1個の低コストのデバイスのみで実装できるようになります。また、残りの FPGA ロジック、エンベデッド・メモリ、エンベデッド DSP リソースを用いて、ビデオ処理アルゴリズムを追加することもできます。表1は、アルテラ・デバイス向けの完全な DisplayPort ソリューションの概要を示しています。
| 表1. 完全な DisplayPort ソリューション | |
| ソリューション | 説明 |
|---|---|
| デバイス | |
| 物理インタフェース | FPGA 搭載の統合トランシーバ I/O により、1.62 あるいは 2.7 Gbps のリンク・レートで 1、2、または4レーン向けの物理層プロトコルをサポートします。 |
| パートナー提供の DisplayPort IP コア | Bitec 社の DisplayPort Receiver IP コア(Specification Revision 1.1a をサポート) |
| 開発ハードウェア |
|
DisplayPort IP コア
Bitec 社の DisplayPort Receiver IP コアは、ASICベースのソリューションより早く製品を市場に投入できるように、内蔵トランシーバ I/O を用いたアルテラの低コスト FPGA を活用します。IP コアの技術的特長と、アルテラの Quartus II 開発ソフトウェアとの統合により、製品にビデオ・エンハンスメント・アルゴリズムやデバッグ・ポートなどの追加機能を簡単に実現することができます。
IP コアには、アルテラ製品互換インタフェースである SOPC Builder が含まれます。
- ビデオおよび画像処理 (VIP) IP スイート (注文コード:IPS-VIDEO)
- Nios® II 32 ビット・エンベデッド・プロセッサ IP (注文コード: IP-NIOS )
技術的背景
DisplayPort は、ビデオ・ソースとビデオ再生機器の間に次世代の高帯域幅機能を提供するように設計された、ライセンス不要でロイヤリティ・フリーの規格です (図1)。DisplayPort 1.1a と 1.2 は十分な帯域幅性能を備え、現在および将来のディスプレイ (3D、4K2K、マルチ・ディスプレイなど) 要件をサポートする特長を備えています。そのいくつかを以下に示します。
- 小型 USB サイズのコネクタと配線ケーブル
- より長いケーブル
- より優れた性能 (リフレッシュ・レートの高速化、12 ビットを超えるカラー、クワッド HD ピクセルの解像度)
- LCDの直接接続
- オプションでオーディオと HDCP をサポート
- 既存の DVI と HDMI システムとの相互接続性
図1. DisplayPort トポロジーの簡略図

メインストリーム PC と GPU チップセットには、すでに DisplayPort の機能が実装されているため、DisplayPort のコネクタとケーブルを介して接続可能なさまざまなビデオ・ソース(例えば、グラフィック・カード、ネットブック、デスクトップなど)から、DisplayPort に対応するビデオ再生機器(例えば、モニタ、ディスプレイ、またはプロジェクタ)への接続が可能です。
関連リンク
- Cyclone V FPGA
- Cyclone IV FPGA
- Arria V FPGA
- Arria II GX FPGA
- 開発キット
- ホワイトペーパー - 次世代 FPGA を用いたデジタル・テレビ・トレンドの支援 (英語版・PDF)
- 民生用機器市場向けのその他のエンド・アプリケーション
- Bitec パートナー・プロファイル
- DisplayPort ウェブサイト
