より高精度な信号処理の要求に応えて、アルテラは業界初の可変精度デジタル信号処理 (DSP) ブロックを開発しました。この統合ブロックは、Stratix® V、Arria® V、および Cyclone® V FPGA アーキテクチャの一部であり、コンパイル時に各 DSP ブロックを 18 ビット・モードまたは高精度モードでコンフィギュレーションできます。
可変精度 DSP ブロックを内蔵する Arria V および Cyclone V FPGA は、1つの DSP ブロック内で、9 x 9 ビットから単精度浮動小数点(仮数乗算)までのさまざまな精度をサポートします。これにより FPGA アーキテクチャの制約がなくなり、DSP データパスの各ステージで最適な精度を使用できるようになります。また、システム性能の向上、消費電力の削減、アーキテクチャに関する制約の軽減といった利点も得られます。
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オンライン・セミナー: Arria V & Cyclone V 可変精度 DSP ブロックで実現する高性能信号処理 (英語版) このオンライン・セミナーでは、Arria V および Cyclone V FPGA の DSP ブロックの 5 つの主な強化点について解説します。この DSP ブロックは、ブロックごとに必要な精度を選択できる可変精度アーキテクチャを提供します。 |
Arria V および Cyclone V FPGA の可変精度 DSP ブロックは最適化が図られ、以下の点が強化されています。
- 108 入力、74 出力
- プリアダーで 2 つの 18 ビット入力が使用可能な 18 x 19 乗算モード
- 複雑なシリアル・フィルタリングに適したセカンダリ・アキュムレータ(フィードバック・レジスタ)(オプション)
- デュアル 18 x 19 独立マルチプライヤ
- 18 ビット・モードでのハード・プリアダーおよび外部係数の使用に関する制約を解消
図 1. 18 ビット・モードでの Arria V および Cyclone V FPGAの 可変精度 DSP ブロック・アーキテクチャ
図 2. 高精度モードでの Arria V および Cyclone V FPGAの 可変精度 DSP ブロック・アーキテクチャ
Arria V および Cyclone V FPGA DSP の精度レンジ
| 表 1. 単一ブロック・モードでの Arria V および Cyclone V FPGA DSP ブロック | |
|---|---|
| 乗算器の数 | 乗算器精度 |
| 3 個の乗算器 | 9x9 |
| 2 個の SUM (総和) モードの乗算器 | 18x19 |
| 2 個の乗算器 | 18x19 |
| 非対称乗算器 | 18x36 (1) |
| 高精度乗算器 | 27x27 |
- DSP ブロックに外部ロジックを追加する必要があります。
| 表 2. 複数ブロック・モードでの Arria V および Cyclone V DSP ブロック | |
|---|---|
| 乗算器のタイプ | 使用ブロック数 |
| 1 個の 36x36 乗算 | 2 (1) |
| 1 個の 54x54 乗算 | 4 (1) |
| 18x18 複素数乗算 | 2 |
| 18x25 複素数乗算 | 4 (1) |
| 18x36 複素数乗算 | 4 (1) |
| 27x27 複素数乗算 | 4 |
- DSP ブロックに外部ロジックを追加する必要があります。
カスケード・バス
すべてのモードで 64 ビット・アキュムレータが利用でき、それぞれの可変精度 DSP ブロックには、専用バスで複数のブロックをカスケード接続することにより高精度信号処理を実装可能な 64 ビット・カスケード・バスがあります。
この可変精度 DSP アーキテクチャは下位互換性を維持しているため、高精細ビデオ処理、デジタル・アップ/ダウン変換、マルチ・レート・フィリタリングなどの既存の18 ビット DSP アプリケーションを効率的にサポートできます。
Arria V または Cyclone V FPGA のアプリケーション
- 工業用ビデオ
- 放送機器システム
- ワイヤレス・システム
- 医療用画像処理
- 軍用レーダー
- 高性能コンピューティング
関連リンク
- Overview for Arria V Device Family (英語版・PDF)
- Cyclone V Device Family Advance Information Brief (英語版・PDF)
- 英語版オンライン・セミナー: Implementing High-Performance FIR Filters and FFTs in 28-nm FPGAs
- 英語版オンライン・セミナー: Achieving 1-TFLOPS Performance with 28-nm FPGAs

