このマンデルブロー・デザイン例は、Nios® II C2H (C-to-Hardware)アクセラレーション・コンパイラの使用法を示しています。この例では、C2H コンパイラは、マンデルブロー・アルゴリズムの C ベース実装をハードウェアに変換します。このデザインには、計算されたピクセル値のフルモーション・ビデオを表示するためのビデオ・コントローラが含まれています。
マンデルブロー・パターンは、パターンが複雑でプロセッサを多用する実装であるため、最もよく知られたフラクタルの 1つとなりました。このアルゴリズムは、x 軸が実際のコンポーネントを表し、y 軸が仮想コンポーネントを表す複雑なプレーンで動作します。この例では、プレーンの異なる領域への移動や拡大/縮小を実行し、フルモーション・ビデオを作成します。
この例では、ハードウェア・アクセラレータの使用中にソフトウェアで座標計算を実行させ並列処理をフルに活用しています。これはビデオ・データを DDR SDRAM でトリプル・バッファリングする事と、Nios II エンベデッド・プロセッサを使用してデータ・フローを調整することにより行われます。ハードウェア・アクセラレータがフル・フレーム・バッファを生成するたびに、プロセッサによってデータが管理され、そのデータが上書きされて、ビデオ・コントローラに新しいバッファを表示する準備ができたことを通知します。
このデザイン例の使用について
このデザイン例は、以下のキットをターゲットにしています。
- Nios II 開発キット、RoHS 対応 Cyclone® II エディション
- Nios II 開発キット、RoHS 対応 Stratix® II エディション
- Nios II エンベデッド評価キット、Cyclone III エディション
Nios II C2H マンデルブロー デザイン例 (ZIP)
Nios II C2H マンデルブロー デザイン例 readme.txt
ZIP ファイルには、このデザイン例を再現するのに必要なすべてのソフトウェア・ファイルと readme.txt ファイルが含まれています。readme.txt ファイルには、既存のハードウェア・デザインをターゲットにしてデザインを再構築するための方法が収められています。
ブロック図
図 1 に C2H コンパイラのマンデルブロー・デザイン例のブロック図を示します。
図 1. C2H コンパイラのマンデルブロー・デザイン例
C2H コンパイラでの高速化の結果
C2H コンパイラで高速化されたマンデルブロー・アルゴリズムは、コンパイラ最適化レベル 2(-O2)を使用し、最速 なNios II プロセッサで動作する同じアルゴリズムと比較して、60 倍以上のスピード向上を達成します。このスピードの向上は、ハードウェアが提供可能な並列処理と迅速なイタレーションスピードによるものであり、このような並列処理とイタレーションスピードは、汎用処理ユニットでは実現できません。
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