Quartus® II 開発ソフトウェアは、包括的な合成ソリューションを含み、また主要サードパーティ・ベンダ製の合成ソフトウェアも親和性良く統合することができます。Quartus II をアルテラのサードパーティ・パートナである Mentor Graphics® 社、Synopsys社、および Synplicity社製のソフトウェアと組み合わせて使用することで、設計者は、最短時間で アルテラ・デバイスの性能を最大限に発揮するデザインをすることができます。
Quartus II の合成機能
Quartus II 合成機能は、アルテラの AHDL および回路図(ブロック・デザイン・ファイル)によるデザイン・エントリだけでなく、VHDL 1987、VHDL 1993、Verilog-1995 および Verilog-2001 規格もサポートしています。
Quartus II には、最適な結果が得られるように合成プロセスをガイドする、先進的な合成オプションおよびコンパイラ・ディレクティブ(属性)が含まれています。これらの合成オプションには、PowerPlay 電力解析および最適化オプションとマルチプレクサ・オプションが含まれています。PowerPlay 電力最適化オプションは、どの程度斬新に合成機能が消費電力の最適化を行うかを管理します。マルチプレクサ最適化オプションは、アルテラのFPGA アーキテクチャの特徴を利用してデバイスの面積利用率を最大 20%低減し、小さなデバイスの選択が可能になるためコストを削減します。
Quartus II では、インクリメンタル合成機能により設計者はデザイン変更の管理をさらに向上させることができ、合成時間を短縮可能です。Quartus II の合成機能の特徴を最大限に活用するにはQuartus II ハンドブックのQuartus II Integrated Synthesis (PDF)の章を参照してください。
サードパーティ製合成ソフトウェア
アルテラは、サードパーティの合成パートナと密接に連携し、新しいアルテラ・デバイス・ファミリおよび Quartus II 開発ソフトウェア機能に対するタイムリーなサポートを提供しています。その結果、アルテラのサードパーティ合成パートナのソフトウェアを使用する設計者は、HDL(ハードウェア記述言語)のコードで直接記述し、アルテラ・デバイスの機能を活用することができます。また、LogicLock ブロック・ベース・デザイン手法などの高度な Quartus II の機能を利用することもできます。アルテラ・デバイス設計におけるサードパーティ合成ソフトウェアの使用方法について詳しくは、Quartus II ハンドブックのSynthesis (PDF)の章を参照してください。
デザインの回路図表記
Quartus II RTL Viewer、State Machine Viewer、Technology Map Viewerは、デバッグ、最適化、もしくは制約の入力時に、初期段階と完全にマップした合成結果を表示することが可能な強力な機能です。
Quartus II 開発ソフトウェア のRTL (Register Transfer Level) Viewer機能 (図 1 参照) では、デザインのRTLを回路図表示で得ることができ、この表示を使用して、動作シミュレーション、合成や配置配線ステップを実行する前に、容易にデザインの構造を解析することができます。RTLViewerによりデザインの階層を移動して目的のアイテムを見つけることができるので、デバッグや最適化が容易です。RTL Viewerで選択したアイテムは、デザインのソース・ファイル内で直接トレース・バックできます。
図 1. Quartus II の RTL Viewer

State Machine Viewerでは、state machine view、state transition table、state encoding tableを含むデザイン内の有限ステート・マシン(FSM)を表示します。State Machine Viewerを使って、デバッグや最適化の際に、ステート・マシン・デザインの解析を行うことも可能です。
Technology Map Viewer機能を使うことで、合成ステップの後においてデザインをより詳細なレベルでデバッグすることができます。Technology Map Viewerでは、アルテラのデバイス・プリミティブにマッピングされたデザインの論理的表現を表示します。フィッティングおよびタイミング解析ステップを実行すれば、クリティカル・タイミング・パスおよびタイミング情報を画面内でハイライト表示し、デザインのソース・ファイル、フロアプラン・エディタ、または Quartus II のChip Editorにクロス・プロービングして、デザインを最適化することができます。
詳しくは、Quartus II ハンドブック のAnalyzing Designs with Quartus II Netlist Viewers (PDF)の章を参照してください。
