
アルテラは、さらに強化されたQuartus® II 開発ソフトウェアの PowerPlay 電力解析および最適化テクノロジにより、ソフトウェア・テクノロジにおけるリーダシップを取り続けます。PowerPlay テクノロジは、スタティックおよびダイナミックな消費電力の高精度な解析と最適化が可能です。PowerPlay 消費電力解析ツールでは速度と面積の制約への対応に加えて、プッシュボタン式のスタティックおよびダイナミック消費電力の最適化を行う機能が搭載されます。
Quartus II ソフトウェア バージョン 6.1 では、PowerPlay 電力解析および最適化テクノロジによりStratix III プログラマブル・パワー・テクノロジをサポートします。このプログラマブル・パワー・テクノロジにより、Quartus II ソフトウェアは自動的に高性能パスを配線し、性能を重視しないパスを低消費電力モードに設定します。さらに Quartus II ソフトウェアは自動的に使用されていないロジックを最小化します。これにより、Stratix III デバイス全体の消費電力は大幅に低減されます。詳細に関しては、Stratix III FPGA の低消費電力機能 ページをご覧ください。
デザイン・コンセプトから実装までの電力解析
Quartus II のPowerPlay 電力解析ツールにより、設計者は初期デザイン・コンセプトの段階からデザイン実装まで、消費電力を見積ることができます(図 1 を参照)。
図 1. PowerPlay 電力解析

PowerPlay Early Power Estimator
設計者は、PowerPlay Early Power Estimator のスプレッドシート PowerPlay Early Power Estimator のスプレッドシートを使用して、デザイン・コンセプト段階でのスタティックおよびダイナミックな消費電力の見積りが可能です。
PowerPlay Power Analyzer
Quartus II 開発ソフトウェアでは新たに、PowerPlay Power Analyzer 機能が提供されます。この機能は、以下の方法によって Early Power Estimator のスプレッドシートで与えられる消費電力の見積りの精度を向上させます。
- デバイス・リソースの利用率と配置配線結果を考慮
- 機能およびタイミング・シミュレーション用入力/出力スティミュラスを考慮
- シミュレーション・ベクタ入力がない場合での期待されるデザイン・ノード・アクティビティ・レートの統計的解析の実行
Quartus II のPowerPlay Power Analyzer は、最も熱電力を散逸しているデバイス構造やデザイン階層ブロックを特定できる詳細なレポートを作成します。図 2 に提供可能な PowerPlay Power Analyzer レポート機能を示します。Quartus II のユーザはこれらのレポートを使用して、消費電力を低減するデザインの最適化ができます。
図 2. PowerPlay Power Analyzer レポート・タブ

プッシュボタン式電力の最適化
現在のFPGA および CPLD デザイン・ツールでは、パフォーマンスおよび面積利用率についてデザインを自動的に最適化することはできますが、電力管理の大部分は設計者にまかされています。Quartus II ソフトウェアには、合成や配置配線を行う際のコンパイル・フロー上で有効にできるプッシュボタン式の PowerPlay 消費電力最適化テクノロジが搭載されています。PowerPlay 電力最適化テクノロジは、FPGA、CPLD、および ASIC デザインでの速度と面積の制約への対応に加えて、消費電力の最適化にも役立ちます(図 3 参照)。
図 3. PowerPlay 電力最適化デザイン・フロー

Quartus II のPowerPlay 電力解析および最適化テクノロジ、アルテラの高性能シリコン・デザイン・テクニック、および主要な電力管理コンポーネント・サプライヤとのパートナシップによって、Quartus II のユーザは 90nm およびそれ以下のプロセス・テクノロジにおいて高性能で電力の最適化したデザインを実現する競争力を獲得します。
