アルテラ
アルテラの 最新ゼロ・パワー MAX® IIZ デバイスは、業界で最小の消費電力を実現した CPLD です。MAX IIZ デモ・ボードは、EPM240Z の低消費電力の能力を示し、CPLD の最も一般的な使用法を体験していただくために作成されました。こちらのデモンストレーションのご要望については、アルテラの販売代理店にお問い合わせください。
CPLD の強み
CPLD は ASSP チップセットをカスタマイズするための迅速、低コストおよび低リスクな方法を提供します。デザイン・エンジニアは、新しい差別化のできる製品を開発することで、利益を享受することが可能です。CPLD は新しい機能の実現、あるいは既存の機能の強化に使用できます。以下にCPLD に実装できる一般的な機能を示します。
- 電圧レベル変換
- I/O 拡張
- ペリフェラルの置き換え
- フラッシュ・メモリ・インタフェース
- 割り込み処理
- 電源シーケンス管理
- バッテリ容量の測定
- キーボード/タッチスクリーンのデコーダ
消費電力計測のデザイン例
デモ・ボードの CD-ROM には、消費電力を計測するためのデザイン例が収録されています。また、時刻を表示する“クロック”のデザインも実装されています。このボードおよびデザイン例を使用すれば、4つのシステム動作モードで動作している際のCPLDの消費電力測定が可能です。表 1 にこれらの一般的なシステム・モードでのシステムおよびデバイスの状態を示します。
| 表 1. MAX IIZ デモ・ボード - デザイン例、システム・モード、相対的なダイナミック消費電力 | ||||||||
| デザイン例 | システム・モードの説明 | システムの状態 |
CPLD の状態 |
|||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
消費電力モード |
I/O スイッチング |
I/O トグルレート |
デバイス オン/オフ |
オシレーター 入力 |
I/O ドライビング |
消費電力 |
||
クロックの表示はオン |
高速動作時 |
ダイナミック |
する |
任意 |
オン |
オン (1) |
する |
殆どダイナミック、一部スタティック |
クロックの表示はオン |
低速動作時 |
ダイナミック |
する |
任意 |
オン |
オン (2) |
する |
ダイナミックおよびスタティック |
クロックの表示はオン |
スタンバイ |
スタンバイ |
しない |
- |
オン |
オフ |
しない |
スタティック(ICCSTANDBY) |
オフ |
オフ |
オフ |
どちらでも |
- |
オフ |
どちらでも |
しない |
リーク (IDK) |
- ボード上のオシレーター・ソケットにユーザの設定を反映するオシレータを挿入する必要があります。
- 32 kHz 、オンボードのオシレーターから供給されます。
MAX IIZ デモ・ボードには 3種類の消費電力測定オプションがあります。ポータブル・マルチメーターで、以下の電源レールを測定することができます。
- MAX IIZ デバイス、コアのみ (デモンストレーション・ボードの平均は ~20-µA スタンバイ ICC )
- MAX IIZ デバイス、I/O バンク 1
- MAX IIZ デバイス、I/O バンク 2
通常、デザイン・エンジニアは20 MHz もしくはそれ以上のシステム・クロックで動作する場合、高性能とみなします。MAX IIZ CPLD は、競合の CPLD と比較して 50% 以上ダイナミック消費電力を低減します。ダイナミック消費電力は、システム・クロックに依存するため、高性能アプリケーションにおいて MAX IIZ CPLD は最小の消費電力を実現します。そして、10 MHz 以下 (通常はkHz の範囲となる)である場合を低い性能と定義されます。
使用されていないコンポーネントをオフにするのが、システムの消費電力を低減するベストな手法となります。MAX IIZ を含めたMAX II シリーズのデバイスは、内部オシレーターを搭載した唯一のCPLDで、デバイスのオート・パワー・オフを実現できます。"クロック" のデザイン例には、静電容量式タッチ・ボタンの機能の一部として内部オシレーターが使用されます(例: ディスプレイの時/分の列を設定、もしくはディスプレイをリセット)。
- デバイスのオート・オン/オフ機能に関しては、AN 491: MAX II CPLD を使用したオート・スタート (PDF) をご覧ください。
- 静電容量式タッチ・ボタンの実装に関しては、販売代理店にお問い合わせいただくか、関連記事をご覧ください。
もう1つの関連テーマとして、CPLD をコ・プロセッサとして使用する方法があります。このデザイン例では、CPLD をデザインに追加し、消費電力を多く消費するデバイス(エンベデッド・プロセッサもしくは、ASSP)のオフをすることで、実際にシステム全体の消費電力を 1/50 から1/100 までに削減する方法説明します。
ボードの詳細
- MAX IIZ CPLD、EPM240ZM100C7N
- ユーザー・インタフェース
- 4 桁、7 セグメント LCD
- 8 個の 2 色 LED
- 6 個のタッチ・ボタン(静電容量式ボタン)
- クロック
- 外部 32.768 kHz オシレーター
- コネクタ
- 2 x 5 オス型 0.1” ピッチ・ヘッダ
- 2 x 5 メス型 0.1” ピッチ・ヘッダ
- 電源
- コイン電池または 2個の単4電池
- 低電圧保護
- 可変 I/O 電圧
- CPLD のコンフィギュレーション
- オンボード JTAG ヘッダ経由(ダウンロード・ケーブルが必要です)
- ボード回路図、部品表、Quartus® II ファイル (FTP サイト経由)
- このボードに関する追加資料は、販売代理店までお問い合わせください。
図 1. MAX IIZ デモ・ボード

以下のステップ実行してMAX II デモ・ボードの電源をオンさせます。
- PWR_PB ボタンを5秒間押し続けることで、ボードおよびデザイン例が起動します。
- PB4 ボタンを押し続け表示されている時間を変更してください。PB1 と PB2 ボタンでは、時間が変更でき、PB2 と PB6では分を変更可能です。
- PB5 ボタンを押すと 時間が 12:00 にリセットされます。
関連リンク
- MAX IIZ オンライン・セミナー: CPLD でポータブル製品の消費電力を100倍抑える方法
- AN 496: MAX II CPLD の内蔵オシレータの使い方 (PDF) (オシレーター・ベースのデザイン例)
- AN 498: MAX II CPLD のオート・ストップおよびオート・スタート機能を使用した LED の点滅 (PDF) (オシレーター・ベースのデザイン例)
- Capacitive Touch Switch Uses CPLD (記事)
- MAX II デバイス・ハンドブック
- MAX IIZ Early Power Estimator (無償のMS Excel ベース 消費電力見積りツール)
- Quartus II デザイン・ソフトウェアのダウンロード (サブスクリプション・エディション および 無償のWeb Edition)
