アナログからデジタルへのテレビ放送の変換はかなり進行しており、テレビ放送局やブロードバンド・サービス・プロバイダはもとより、放送装置メーカにも新しいビジネス・チャンスをもたらしています。さらに、インターネット・プロトコル・テレビジョン (IPTV) やモバイル TV など、コンテンツを配信するための新しい方法が急速に進化し、導入が進んでおり、技術革新と成長のさらなる機会を創出しています。また、デジタル高精細 (HD) コンテンツも急速に広まっています。消費者が利用できる HD チャンネル数は急増しており、HD 対応テレビ・セットは売上の記録を塗り替えています。これらすべての根底にあるのは、需要を喚起するために絶えずオーディオ/ビデオ品質の向上が追求されていること、そして配信コストを低減するためにビット・レートの低減が追求されていることです。
デジタル放送における主な業界トレンドには、以下のものがあります。
HD コンテンツの作成
HD コンテンツの作成は世界中で浸透されつつあります。欧州、アジア、およびその他多くの地域で HD が受け入れられてきました。これらの地域では積極的に HD の採用が推進され、便益が向上しています。地方放送局および映画スタジオは、HD 録画および HD 放送を可能にするために、急速に施設の改良を行っています。SMPTE (Society of Motion Picture and Television Engineers) は 2006 年に、コスト効果の高い録画と 1080p 方式でのフル HD コンテンツの制作を可能にする複数の標準規格を承認しました。1080p は HD コンテンツに対する需要を喚起する可能性があるので、放送局やスタジオは現在よりも高品質のビデオ映像を提供するために、先を争って設備施設に努めています。
コンテンツのスケーリング
現在、以前に録画されたさまざまな形式のコンテンツが存在しており、コンテンツのスケーリングを行うことが必要になっています。これには、当初 PAL または NTSC 放送向けに録画されたコンテンツや、SD (Standard-Definition)方式および HD 方式で録画されたコンテンツが含まれます。コンテンツのスケーリングによって、HD へのアップコンバージョン、フォーマット間のクロス・コンバージョン、モバイル TV などのアプリケーション向けの効率的なダウン・スケーリングが可能になります。一例として、リアルタイム・スケーリングによって、SD 方式および HD 方式のコンテンツをさまざまな配信タイプで効率的に同時に配信できるようになることが挙げられます。コスト効果の高い、高品質のスケーリングを可能にする機器セットが、この市場において優位となるでしょう。
圧縮品質の向上およびビット・レートの低減
高度なデジタル圧縮が利用可能になる前は、高品質のデジタル・ビデオを安価に消費者に提供することは不可能でした。MPEG (Moving Picture Experts Group) がデジタル・オーディオおよびビデオのコード化表現の標準規格を開発したことにより、状況は一変したのです。MPEG 圧縮エンジンにより、コスト効率の高いデジタル・マルチメディア・コンテンツの送信を行うことができます。このグループは、MPEG-2 および H.264/MPEG-4 AVC(H.264)を含む複数の MPEG 標準規格を規定してきました。最新の圧縮規格は最大の固有の圧縮機能を提供しますが、規格を実現するために使用される現在のテクノロジはかなり未熟です。そのため、今後数年間にわたって画質が継続的に改善されること、およびビット・レートが低減されることが期待できます。
IPTV の増設
IPTV により、通信機器企業が製品ラインナップにビデオを含めることが可能になりつつあります。IPTV は、コンセプトからフィールド・トライアル、フィールド・トライアルから実際の導入へと急速に進化してきました。IPTV はさらに、ケーブル会社にも、コストの段階的な削減含め、多くのメリットをもたらしています。放送技術の切り替えによって、効率的な帯域幅の利用が可能になります。一部の地域や国では、IPTV は消費者への低コストのトリプル・プレイ(電話、データ通信、放送の3サービスを同時に行うこと)および四重プレイ(モバイル通信をさらに含む)の配信を追求する際の隠れた手掛かりに相当します。IPTV は、従来の電波中継局用の既存のビデオ装置を一部活用できますが、ネットワーク・エッジにおいて特殊な圧縮装置や追加機器も必要です。IPTV の大規模な導入をサポートするための機器セット、およびインフラストラクチャ開発のために多大な労力が払われています。IP を介したリアルタイムの高品質ビデオ配信には、パケット損失の最小化、信頼性の高いリトライおよびフィル、ネットワーク遅延およびジッタの改善効果、安定したオーディオ/ビデオ(A/V)同期化の維持、ビデオ・アーチファクトおよびマクロブロッキングの低減など、固有の機能が必要です。IPTV はさらに、チャンネル変更の高速化のような機能、的を絞った広告挿入、および双方向型マルチストリーム・アプリケーションを実現可能にすることによっても範囲を拡大しつつあります。
モバイル TV
モバイル TV のトレンドの背後にある要因は、機動性、利便性、およびパーソナライズ性です。導入は始まったばかりですが、韓国や世界中の他の多くの地域で非常に有望視されています。まだ、ビジネス成功企業が確定しているわけではないので、この市場には機器メーカにとっての技術革新と差別化の大きなチャンスがあります。
アルテラのパートナになることの優位性
アルテラは、デジタル放送市場における機器メーカ向けプログラマブル・ソリューションのリーダーです。アルテラのソリューションは、世界中のビデオ制作装置およびビデオ配信装置セットに使用されています。機器メーカは、アルテラの製品および専門技術を活用して競争力を高めています。アルテラは、完全な使いやすいデザイン・プラットフォームを作成できるように、多彩なプログラマブル・デバイスおよび ASIC を、最適化された IP(Intellectual Property) コア、マイクロプロセッサ、強力なデザイン・ソフトウェア、および各種開発キットと共に提供しています。1つの統合化されたパッケージにより、競争の激しいこの市場を勝ち抜くために必要なすべてのツールを入手することができます。
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