Stratix® II GX トランシーバは、ジッタ性能やシグナル・インテグリティに妥協することなく、消費電力を最小化するように最適化されています。トランシーバ・アプリケーションでは、デバイスは強制空冷が困難な場所に配置される傾向があるため特に電力が重要です。デバイスは多くの場合、シャーシ内に組み込まれたバックプレーン付近や金属パネル近くに配置される回線カード・アプリケーションで使用されます。したがって、トランシーバによって全体の消費電力を大幅に増加させないことが非常に重要です。
Stratix II GX の消費電力は、革新的なフェーズロック・ループ(PLL) 構造、および動作データ・レンジ(600 Mbps から 6.375 Gps)を慎重に選択することによって最小化されています。この動作データ・レンジは、大部分の次世代トランシーバ・アプリケーションに対して十分なものです。PLL 構造により、データ範囲全域において卓越したジッタ性能を保証しながら、ダイ面積を最小化することにより、消費電力を低く抑えています。その結果、Stratix II GX トランシーバは、3.125 Gbps では、最も近い競合デバイスの 1/3 以下しか消費せず、6.375 Gbps では約半分です。
図 1 に Stratix II GX トランシーバの消費電力と最も近い競合ソリューションとの比較を示します。
図 1. トランシーバの消費電力の比較

Stratix II GX トランシーバは、すべての動作速度で 1 チャネルあたり 300 mW を超える消費電力を低減できます。これは、複数のトランシーバが使用されるアプリケーションにおいては、更に大幅な消費電力の低減につながります。例えば、Stratix II GX を使用した PCI Express x8 アプリケーションは、最も近い競合デバイスよりも約 2.3W 少ないトランシーバ消費電力となります。表 1 に Stratix II GX トランシーバの消費電力と 16 チャネル動作時の低減可能な消費電力を示します。
| 表 1. 標準的な消費電力値 | ||
|
データ・レート |
チャネルあたりの消費電力 (1) | 低減可能な消費電力 (16 チャネル) (2) |
|---|---|---|
| 3.125 Gbps | 140 mW | 4.5W |
| 6.375 Gbps | 200 mW | 5.6W |
- Stratix II GX の値はテストチップの評価結果を使用
- 競合製品のデータシートより得た値との比較
Stratix II GX トランシーバのアーキテクチャは、電源デザイン内で必要とされる外部コンポーネントの数を削減し設計者に更なる利点を提供します。信頼性の高いトランシーバ・アーキテクチャにより設計者が外部電源フィルタ・コンポーネントの数を削減でき、さらに簡素なボード・レイアウトやシステム全体のコスト低減を可能にします。Stratix II GX ボード・レイアウト・ガイドラインでは、Stratix II GX ボード・レイアウトの必要条件についての詳細情報を提供します。
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