アルテラの MAX® II CPLD ファミリは、製品のリリース以来、低消費電力アプリケーションへの対応に重点を置いて取り込んできました。このたゆまぬ努力の結果が、業界最小のダイナミック消費電力とスタンバイ・パワーの組み合わせを達成した新しいゼロ・パワー MAX IIZ です。この新しいゼロ・パワー MAX IIZ CPLD の導入により、CPLD 業界で最小のスタティックおよびダイナミック消費電力を実現します。アルテラの CPLD により、デザインの消費電力を最小限に抑えながら、性能を最大に引き上げることができます。
今やポータブル・アプリケーションは民生機器製品に限らず広く使用されており、MAX IIZ CPLD は、工業用温度対応デバイス(-40ºC ~ +100ºC)にて業界最小の消費電力を実現します。MAX IIZ CPLD は、要件が非常に厳しいポータブル・アプリケーションにおいて最適です。
低消費電力アプリケーションの急増により、バッテリーで長時間動作しハイ・レベルな機能をサポートする小型で低コストな製品に対する需要は高まっています。表 1 に、低消費電力が要求されるエンド・マーケットをいくつか示します。
| 表 1. 低消費電力が要求されるエンド・マーケット | |
| 市場 | アプリケーション |
|---|---|
| 民生機器 |
|
| 産業機器 |
|
| 医療機器 |
|
| テストおよび計測機器 |
|
| ワイヤレスおよびワイヤーライン |
|
| 車載用機器 |
|
MAX IIZ 低消費電力 CPLD
低消費電力実現のためにゼロから開発された MAX IIZ CPLDは、ホスト・ソケット機能、柔軟なパワー・シーケンス、および単一電源による簡素化など、多くの省電力システム特性を備えています。
スタンバイ(スタティック)消費電力
表 2 に、MAX IIZ CPLD ファミリのスタンバイ消費電流を示します。表に示すとおり、MAX IIZ CPLD は超低スタンバイ消費電力を達成し、バッテリー寿命を最大限に延長することが要求されるポータブル・アプリケーションに最適です。
| 表 2. MAX IIZ デバイスの DC 特性 |
||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| デバイス | VCCINT スタンバイ電流 | VCCIO スタンバイ電流 | ||||
| 標準 (1) | 最大 一般用 (2) |
最大 工業用 (3) |
標準 (1) | 最大 (2), (3) | ||
| EPM240Z | 25 µA | 90 µA | 139 µA | 2 µA | 10 µA | |
| EPM570Z | 27 µA | 96 µA | 152 µA | 4 µA | 10 µA | |
- 25°C、 VCCINT = VCCIO = VIPIN = 1.8 V
- 85°C、 VCCINT = VCCIO = VIPIN = 1.8 V
- 100°C、 VCCINT = VCCIO = VIPIN = 1.8 V
ダイナミック消費電力
従来のマクロセル・ベースの CPLD アーキテクチャとは異なり、MAX IIZ CPLD はデバイス内の電圧信号を増幅するためのバイアス電流を必要とするセンス・アンプを使用しません。また、Quartus® II ソフトウェアにより、MAX IIZ デバイス内のローカル配線で殆どのインタコネクトを効率的に実装し、ダイナミック消費電力を大幅に削減します。図 1 は、MAX IIZ EPM240Z デバイスの標準消費電力(mW)と周波数を示しています。MAX II デバイス・ファミリのすべての製品を対象とした同様のグラフについては、MAX II デバイス・ハンドブックの MAX II デバイスの消費電力と評価方法(PDF)の章を参照してください。
図 1. MAX II EPM240Z デバイスの消費電力と周波数 (1), (2)

注:
- 標準動作条件は、25°C
- 各デバイスは 16 ビット・カウンタをフルに使用
MAX IIZ デバイスと CoolRunner-II、ispMACH 4000ZE の消費電力比較
図 2 は、MAX IIZ CPLD と従来のマクロセル・ベースの CPLD である CoolRunner-II と ispMACH 4000ZE の消費電力を比較したものです。図 に示すとおり、MAX IIZ CPLDはすべての性能レベルにおいて、大幅な消費電力の削減を達成しています。
図 2. MAX IIZ デバイスと CoolRunner-II のダイナミック消費電力

- 一般用温度対応デバイス 85℃での消費電力ワーストケース値
