MAX® II CPLDに関するFAQ(最もよく尋ねられる質問)を下記に記載します。
一般的な質問
アルテラの 低コスト CPLD である MAX II ファミリ は、従来の CPLD のアーキテクチャと アルテラの FPGA の革新的な FPGA LUT (look-up table) ロジック構造を組み合わせた初めてのアーキテクチャを使用しています。この MAX II CPLD では同じ基本アーキテクチャを使用した 3種類を提供します。
- MAX II CPLD
- MAX IIG CPLD
- MAX IIZ CPLD
これらのデバイスは、I/O ピンあたり最も低いコストを実現し、汎用の低集積度アプリケーションをターゲットにしています。多くのユーザーは、MAX II デバイスを低集積度 FPGA、ASSP、および標準ロジック・デバイスの代わりに使用しています。
MAX II デバイス・ファミリは、どのようなデザイン・アプリケーションに対応しますか?
アルテラのMAX IIデバイスは、インタフェース・ブリッジ、I/Oの拡張、デバイス・コンフィギュレーション、パワー・アップ・シーケンスなど、低価格・汎用・低集積ロジック・アプリケーションに最適です。これらのアプリケーションの詳細については MAX II アプリケーション のページをご参照ください。競合 CPLDと比較してコストと消費電力を平均で 50% 削減するMAX II デバイスは、ポータブル・アプリケーションに最適です。
MAX II デバイス・ファミリには何種類のデバイスがあり、どのようなパッケージで提供されますか?
MAX II デバイス・ファミリには4種類のデバイスがあり、集積度は240~2,210ロジック・エレメント数(LE)、ユーザI/Oピン数は最大272ピンです。4デバイスともに、低コストの薄型クワッド・フラット・パック(TQFP)パッケージ、FineLine BGA® (FBGA)パッケージの両方で提供され、バーティカル・マイグレーション(同一パッケージのピン互換性)に対応します。
|
特長 |
EPM240/G/Z |
EPM570/G/Z |
EPM1270/G |
EPM2210/G |
|---|---|---|---|---|
| ロジック・エレメント数 | 240 | 570 | 1,270 | 2,210 |
| 標準的換算マクロセル数 | 192 | 440 | 980 | 1,700 |
| 最大ユーザI/Oピン数 | 80 | 160 | 212 | 272 |
| ユーザ・フラッシュ・メモリ・ビット数(ビット) | 8,192 | 8,192 | 8,192 | 8,192 |
| スピード・グレード |
3, 4, 5 6, 7 (6) |
3, 4, 5 6, 7 (6) |
3, 4, 5 | 3, 4, 5 |
| パッケージ(1), (2) |
68 ピン MBGA (6) |
144 ピンTQFP 256 ピンBGA (3) 256 ピンMBGA (4) |
256 ピンBGA 324 ピンBGA (3) |
- 全パッケージが全ての集積度にわたりバーティカル・マイグレーションに対応
- 100 ピン BGA、100 ピン MBGA、そして 256 ピン MBGA パッケージは、RoHS準拠対応の3.3V/2.5V デバイスのみを提供します。これらのパッケージの1.8V デバイス・サポートを近日中に提供予定です。
- FineLine BGA パッケージ(1.0 mm ボール・ピッチ)
- Micro FineLine BGA パッケージ (0.5-mm ボール・ピッチ)
- TQFP: 薄型クワッド・フラット・パック
- MAX IIZ ファミリのみで提供
MAX II デバイスの製品コードは、集積度とどのように関係していますか?
MAX II デバイスの製品コードは、デバイス内で使用可能なロジック・エレメント数に対応しています。MAX II デバイスの製品コードはすべて「EPM」で始まります。その後に続く数字が、デバイスのロジック・エレメント数を示します。
「換算マクロセル数」は、どのようにロジック・エレメント数と関連していますか?
ロジック・エレメント数とマクロセル数の標準的な換算レートはありませんが、何百もの顧客デザインから抽出した実証的なデータに基づき、アルテラは、1マクロセルに対して約1.3ロジック・エレメントを、標準換算マクロセル相当数比と判断しました。
MAX II デバイス・ファミリは、どのようなプロセス技術を採用していますか?
MAX II デバイス・ファミリは、コストに最適化されたTSMC社の1.8V、0.18µm、6層メタル配線フラッシュ・プロセスを使用しています。
MAX II および MAX IIG デバイスは、量産出荷中です。MAX IIZ デバイスのプロダクション品の出荷は、2008年の前半を予定しています。
アルテラでは、以下の2つの低コスト開発キットを推奨しています。
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開発キット名 |
搭載デバイス |
仕様 |
ベンダー |
|---|---|---|---|
| MAX II 開発キット | EPM1270 |
データシート |
アルテラ |
| MAX II マイクロ・キット | EPM2210 |
ユーザー・マニュアル |
Terasic |
MAX IIZ キットに関しては、アルテラおよび販売代理店にお問い合わせください。
比較
MAX II、MAX IIG そして MAX IIZ デバイスの違いは何ですか?
MAX II 製品それぞれの大きな違いは、供給電圧および消費電力の仕様となります。
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機能 |
MAX II デバイス | MAX IIG デバイス | MAX IIZ デバイス |
|---|---|---|---|
| 製品ライン |
EPM240 EPM570 EPM1270 EPM2210 |
EPM240G EPM570G EPM1270G EPM2210G |
EPM240Z EPM570Z |
| 供給電圧 | 3.3 V および 2.5 V | 1.8 V | 1.8 V |
| スタティック消費電力 | 業界最小 | ||
| ダイナミック消費電力 | 業界最小 | 業界最小 | 業界最小 |
MAX II デバイス・ファミリは、既存のMAXデバイス・ファミリと、どのように異なりますか?
どちらのデバイス・ファミリも、不揮発性のインスタント・オンCPLDです。新しいMAX II ファミリは、その半分のコスト、1/10の消費電力で、MAXファミリの4倍の集積度を提供します。MAXデバイス・ファミリがマクロセル・ベースのアーキテクチャを基盤としているのに対し、MAX II デバイス・ファミリは、LUTベースのアーキテクチャを基盤にしています。
MAX II デバイス・ファミリとCyclone® デバイス・ファミリの違いは何ですか?
MAX II デバイス・ファミリとCycloneデバイス・ファミリは、異なるアプリケーションに対応するように設計されています。最大規模のMAX II デバイスは2,210ロジック・エレメント、最小規模のCycloneデバイスは2,910ロジック・エレメントを提供します。MAX II ファミリが不揮発性のインスタントオン・デバイスで構成されているのに対し、Cycloneデバイスのコンフィギュレーションには別のデバイスを使用します。このような違いはありますが、MAX II デバイスとCycloneデバイスに提供されているI/Oピンの数には重複する部分があります。また、両デバイスのロジック・エレメント当たりのコストは同程度ですが、I/O ピン当たりのコストでは、MAX II デバイスが常にコストを下回っています。
消費電力
MAX II デバイスとMAXデバイスの消費電力は、どのように異なりますか?
MAX II ファミリの消費電力は、前世代のMAXデバイスに比べ、約1/10です。
現時点で仕様に定められているスタンバイ電流は、入力電圧がゼロ (GND)であり、負荷なし、入力のトグルなしの状態時のものとなります。
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機能 |
MAX II デバイス | MAX IIG デバイス | MAX IIZ デバイス |
|---|---|---|---|
| 供給電圧 | 3.3 V および 2.5 V | 1.8 V | 1.8 V |
| スタティック消費電力 (標準) | 12 mA | 2 mA |
29 µA (EPM240Z) 32 µA (EPM570Z) |
| ダイナミック消費電力 | 業界最小 | 業界最小 | 業界最小 |
Q. MAX II デバイスはどのようにしてポータブル・アプリケーション向けのバッテリーの寿命時間の維持を実現していますか。
A. MAX II 低消費電力 CPLD は、卓越したホットソケット能力、パワー・シーケンスの柔軟性、および単一電源の簡潔性のおかげで、自身を完全にパワーダウンすることを可能にしています。パワーダウン・モードに関する詳細は、MAX II の低消費電力 と MAX II パワーダウン・設計例のページをご覧ください。
性能
MAX II デバイスとMAXデバイスの性能は、どのように異なりますか?
MAX II ファミリの性能は、平均で前世代のMAXデバイスの2倍となります。
スピード・グレードは、仕様の tpd 値とどのように関連していますか?
スピード・グレードは、各デバイスの相対的な速度を示しています。-3が最速、-4が標準、-5が最も遅いスピード・グレードです。MAX II デバイス・ハンドブック の中の仕様に定められた「最速tpd1」は、デバイスにおけるコーナ・ ツー・コーナの遅延パスである最速の商用スピード・グレードに相関しています。
MAX II CPLDとStratix® II FPGAは、スピード・グレードが同じです。性能仕様も同じですか?
MAX II ファミリもStratix II ファミリも、スピード・グレード-3が最速、-4が標準、-5が最低速です。スピード・グレードという表記が同じでも、性能仕様は異なります。
パッケージ
MAX II デバイスは、前世代のMAXデバイスとピン互換ですか?
いいえ。MAX II デバイスは、まったく新しいアーキテクチャをベースとしているため、アルテラのMAX 7000、MAX 3000デバイス・ファミリとのピン互換性はありません。
同一パッケージでより高い集積度のデバイスに移行する際、なぜ、使用可能ユーザI/Oピン数が少なくなるのですか?
MAX II デバイス・ファミリの各デバイスは、与えられたパッケージに対し、最低集積度のデバイスでI/Oピン数を最大にするように最適化されています。高集積度のデバイスは、ロジック・エレメント数が多いため、正常に動作するために必要な電源およびグランド・ピンの数が増えます。したがって、パッケージが同じで、集積度の高いデバイスを使用した場合、使用可能ユーザI/Oピン数を減らさなければなりません。
特長
このインスタント・オン・ファミリのパワーオン時間は、どのぐらいですか?
小規模のMAX II デバイス(EPM240)は、電源電圧が最小Vcc値に到達してから200マイクロ秒以内にパワー・オンとなります。EPM570 および EMP1270 デバイスのパワーオン時間は、300マイクロ秒以内です。最大規模のMAX II デバイス(EPM2210)は、電源電圧が最小Vcc値に到達してから450マイクロ秒以内です。
ユーザ・フラッシュ・メモリとコンフィギュレーション・フラッシュ・メモリの違いは何ですか?
ユーザ・フラッシュ・メモリは、外部にある単体のシリアルまたはパラレル不揮発性メモリを MAX II デバイスに統合するためのものです。ユーザがアクセスできないコンフィギュレーション・フラッシュ・メモリは内部的に使用され、プログラムされた設計データを保存し、その後プログラマブル・ロジックにロードします。
MAX II デバイスは、イン・システム・プログラムが可能ですか?
はい。MAX II デバイスは、.pof、Jam STAPL、.svf、IEEE 1532ファイルのいずれかを使用し、JTAGポート経由でイン・システムによるプログラミングが可能です。
MAX II デバイスにフェーズ・ロック・ループ(PLL)はありますか?
いいえ。MAX II デバイスにはPLLがありません。PLLに必要なダイ・サイズ、消費電力、クロック・ピン数が、デバイスのコストを望ましい水準以上に引き上げてしまうからです。
I/O標準
MAX II デバイス・ファミリは、どのシングル・エンドI/O標準をサポートしていますか?
MAX II デバイスは、LVTTL、LVCMOS、PCIなど、さまざまなシングル・エンドI/O標準に対応しています。また、一部のI/O標準については、プログラマブル・スルー・レート、ドライブ・ストレングスの制御にも対応しています。
MAX II デバイス・ファミリは、ホット・ソケットに対応していますか?
はい。VCCIO、VCCINTのパワー・ピンは、どの順序でも起動できます。また、パワー・アップ(およびパワー・ダウン)の前や最中でも、信号をMAX IIデバイスに入力できます。デバイスに損傷を与えることはありません。なぜなら、デバイスのI/Oピンは、パワー・アップ、パワー・ダウン時に300 µAを超すDC電流をソースまたはシンクしないからです。
MAX II デバイス・ファミリは、どのようなI/O電圧に対応していますか?
MAX II デバイスには、最大4つのI/Oバンクがあり、それらが3.3V、2.5V、1.8V、1.5Vのロジック・レベルで他のデバイスにシームレスに接続できます。
大きい2種類のMAX II デバイスは、外付けのシリアル抵抗とオンチップPCIクランピング・ダイオードを使えば、5 Vを許容します。小さいほうの2種類は、5 Vを許容しません。
MAX II デバイスは、PCI に対応しますか?
集積度が高い2つのMAX II デバイスは、66MHzの32ビットPCI に対応します。
ソフトウェアとIP
Quartus® II デザイン・ソフトウェアのどのバージョンが、MAX II デバイスに対応しますか?
すべてのMAX II デバイスは、現在、Quartus II Webエディション・ソフトウェア・バージョン4.0 もしくはそれ以上でサポートされています。このソフトウェアは、アルテラのWebサイト(www.altera.com)から無償でダウンロードできます。Quartus II デザイン・ソフトウェアのフル・バージョンは、アルテラのサブスクリプション・プログラムを通じて提供されており、同様にすべてのMAX II デバイスをサポートしています。次のソフトウェア・リリースでは、プログラミング・ファイルの生成にも対応する予定です。
MAX+PLUS® II デザイン・ソフトウェアは、MAX II デバイスに対応していますか?
いいえ。MAX II デバイスは、Quartus II デザイン・ソフトウェアのバージョン4.0以上でサポートされています。
どのサードパーティ・ツールがMAX II デバイスに対応していますか?
大手EDAベンダのMentor Graphics (Precision 2003C) 、Synplicity (Synplify 7.5.1) の論理合成/シミュレーション・ツールが、MAX IIデバイス・ファミリに対応し、最高品質のデザイン実現を保証します。
MAX II デバイスには、どのようなIPコアが提供されていますか?
アルテラは、MAX II デバイス用のPCIコアを提供中です。また、I2C、SPI、UARTなど、選定された一般的なインタフェース・コアもサポートします。
