RELEASE DATE: 2006年6月6日
アルテラのStratix II FPGA、XtremeDataのAMD Opteron
プロセッサ・ベース・システム向けプロセッサ・アクセラレーションに採用
- AMD Opteronプロセッサ搭載システムでプラグ・アンド・プレイが可能な
Stratix II 搭載 コプロセッサ・モジュール
アルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・デイナ、日本法人: 東京都新宿区西新宿、代表取締役社長:日隈 寛和、NASDAQ:ALTR)は本年6月6日、XtremeData Inc.のXD1000 FPGAコプロセシング・ソリューションに、アルテラStratix® II FPGAで最も集積度の大きいデバイスが採用されたことを発表しました。AMD Opteronプロセッサとのピン互換性を持つXD1000 FPGAモジュールにより、開発者はアルゴリズムを最大100倍、アプリケーションを最大10倍に高速化しつつ、消費電力を最小限に抑えます。
XtremeDataのXD1000 FPGA コプロセッサ・モジュールには、アルテラのStratix II EP2S180 FPGAおよびHyperTransportバスが搭載されています。XD1000 FPGA コプロセッサ・モジュールは、画像診断、データ分析、テキスト検索、ネットワーク・セキュリティ、科学計算などの広範なアプリケーションの開発者に、既存のインフラストラクチャを変更せずに処理性能を向上させる、プラグ・アンド・プレイ対応ソリューションを提供します。
AMDのサーバー/ワークステーション・ビジネス担当コーポレート・バイスプレジデントのランディ・アレン(Randy Allen)氏は、「強力な開発環境と統合されたXD1000 FPGA モジュールは、アプリケーション・アクセラレーション市場において飛躍的な革新を成し遂げました。このコプロセシング環境は、多くのアプリケーションにおける処理速度を高速化します。このソリューションは、商業汎用(COTS)プラットフォームのユーザに、AMD OpteronプロセッサおよびStratix II デバイス・ファミリ双方において継続的な性能向上をもたらします」と述べています。
XtremeDataは、業界最高の集積度と性能を備えた量産FPGAであるStratix II EP2S180デバイスを、クレジットカード・サイズのボードに搭載しました。このボードは、2Pまたは4P AMD Opteronプロセッサ・べースのマザーボードのセカンダリCPUソケットに収まります。XD1000は、1Uサーバ/サーバ・ブレード、ATCA(Advanced Telecom Computing Architecture)プラットフォームなど、ボードの高さに厳しい制約のある筐体をサポートします。XD1000には、3.2Gbpsで動作する16ビット幅のHyperTransportインタフェースが複数含まれています。また、最大8Mバイトの高速SRAMと32Mバイトのフラッシュ・メモリに対応した、128ビット幅のDDR333メモリ・インタフェースが含まれています。さらに、XtremeDataは将来、複数の次世代バージョンXD1000を提供する予定です。
XtremeDataは、XD1000の開発に、アルテラのSOPC Builderシステム統合ツールと、Nios® II ソフトコアCPUを活用しています。XD1000は、ホストのAMD Opteronプロセッサとの通信でレイテンシを低減させるためにHyperTransportバスを利用しています。これは、CPUからノースブリッジ、サウスブリッジ、さらにPCIインタフェースを介してFPGAへと接続される従来のレイテンシが、ポイント・ツー・ポイントのCPUからFPGA接続に低減されたことを意味します。XD1000は、競合するI/Oボード・システムに比べて、よりスケーラブルなソリューションを提供します。XD1000は、DIMMモジュールを介してより多くのメモリにアクセスでき、ノースブリッジ・ソリューションよりはるかに低い総所有コストで、より高いバンド幅かつ少ないレイテンシでのインタコネクトを提供します。
XtremeDataのCEO(最高経営責任者)のラヴィ・シャンドラン(Ravi Chandran)氏は、「当社がStratix II ファミリを採用した理由は、アルテラのFPGA が他社製品より優れた性能と集積度を備えていることに加え、迅速かつより効率的な製品開発を実現する、業界最高水準のシステム・レベルのデザイン・ソフトウェアを提供していることにもあります。FPGAは、多くの業界でアクセラレータとして認識されています。アクセラレーションの重要な要素は、並列処理能力にあります。その点において、サブギガヘルツ以下の帯域で動作するFPGA は、並列処理においてマルチ・ギガヘルツCPUの性能を上回っています。それはちょうど、大量の情報を並列処理する人間の脳が、多くの作業においてCPUの性能を上回っていることに似ています」と述べています。
例えば、医療用画像処理で利用されるFPGA ベースのハードウェア・アクセラレーションは、3GHz AMD OpteronプロセッサのそれぞれにFPGA を搭載することで、アプリケーションの速度は全体で10倍にまで高速化されます。その結果、消費電力、専有面積、およびコストをシステム・レベルで大幅に削減します。
XtremeDataコプロセシング開発システムは、完全な設計環境を提供します。この開発システムには、XD1000 コプロセッサ・モジュールを搭載した2P AMD Opteronプロセッサ・ベースPC、HyperTranspor およびDDRインタフェースを含むリファレンス・デザイン、ならびにアルテラのSignalTap® II エンベデッド・ロジック・アナライザを活用してFPGA を設定し、内部FPGA シグナルのプロービングを行うためのJTAGダウンロード・ケーブルが含まれます。アルテラとXtremeDataは、アプリケーション開発者が容易に活用できるライブラリおよびツールの共同開発に取り組んでいます。また両社は、多くの有名大学と協力し、XD1000をさらなる技術革新を促進する研究用プラットフォームとして利用できるよう取り組んでいます。
アルテラのソフトウェア&システム・エンジニアリング担当シニア・バイスプレジデントのミーシャ・ビューリック(Misha Burich)博士は、「XtremeDataコプロセッサ・モジュールは、市販のシステム・レベル・ソリューションを活用して、既存のx86アプリケーションのコスト、消費電力、および専有面積を大幅に削減します。汎用CPUのプラットフォームに搭載されたXtremeDataコプロセッサによって、x86アプリケーションのアルゴリズムは、並列処理とパイプライン処理において、FPGAを活用して、容易にかつ柔軟に高速化させることができます」と述べています。
XtremeData Inc.について
XtremeData Inc.は、シカゴに設立された株式非公開企業で、革新的なコンピュータ・ソリューションを開発しています。XD1000の詳細情報は、www.xtremedatainc.com に掲載されています。
アルテラ・コーポレーションについて
アルテラのプログラマブル・ソリューションは、顧客企業に迅速かつコスト効率に優れた技術革新、他社製品との差別化をもたらし、顧客最終製品の市場におけるシェア拡大を実現します。アルテラに関する詳細情報は、同社Webサイト( www.altera.com 日本語: www.altera.co.jp )に掲載されています。
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