RELEASE DATE: 2005年4月18日
アルテラ、組込み業界におけるNios II の更なる発展のため
TOPPERSプロジェクトに参加
- 機能分散マルチプロセッサ・システム開発の効率化と加速を実現
日本アルテラ株式会社(東京都新宿区西新宿、代表取締役:日隈 寛和、本社:アルテラ・コーポレーション 米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・デイナ、NASDAQ:ALTR)は本年4月18日、特定非営利活動法人 TOPPERS(Toyohashi OPen Platform for Embedded Real-time Systems)プロジェクトに参加したことを発表しました。今回のTOPPERSプロジェクトへの参加は、ソフトウェアの開発効率の向上を推進するTOPPERSプロジェクトにおいて、特にソフトコア・プロセッサとFPGAの柔軟性を利点としたマルチプロセッサ・システムを提唱し、組込みシステムでのFPGAの活用を促進することを目的にしています。
TOPPERSプロジェクトは、組込みシステム構築の基盤となる各種のソフトウェアを開発し、良質なフリーソフトウェアとして公開することにより、組込みシステム技術ならびに業界の発展に資することを目的としたプロジェクトです。ITRONプロジェクトにおいて標準化されたμITRON仕様は、業界標準として広く使われている一方で、ソフトウェア部品の不足やソフトウェア開発環境が弱いという問題点を抱えています。TOPPERSプロジェクトは、μITRON仕様のリアルタイムカーネルなど、技術的に成熟したソフトウェアをフリーソフトウェア化することで、多くの企業が同種のソフトウェアを開発しているという重複投資の問題を解決し、各社の開発投資をより先端的なソフトウェア部品やソフトウェア開発環境の開発に向けることを狙っています。
今回のアルテラのTOPPERSプロジェクトへの参加には、アルテラのソフトコア・プロセッサNiosファミリが日本において幅広く受け入れられている背景があります。プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)のパイオニアであるアルテラは、組み込み市場への本格的な取り組みとして2000年にFPGA業界初の革新的なプログラマブル・エンベデッド・ソリューションを発表しました。アルテラのエンベデッド・ソリューションの核であるソフトコア・プロセッサは、すでに第2世代のNios IIが発売されており、同開発キットは15,000セット以上の販売実績があります。2004年における年間のライセンス更新件数は国内だけでも300件を上回っており、多くの設計者に浸透しているプロセッサです。今後、PLDならびにNiosファミリが組み込み市場において、更なる発展を続けるには、容易に開発が行えるためのオープンソースソフトウェアが不可欠です。
アルテラはかねてよりNios II によるマルチプロセッサ・システムを提唱しています。本年4月18日にTOPPERSプロジェクトが発表したTOPPERS/FDMPカーネルは、μITRON仕様準拠のリアルタイムOSであるTOPPERS/JSPカーネルをベースとし、機能分散マルチプロセッサに向けに機能拡張されています。PLDとソフトコア・プロセッサのベンダであるアルテラの方向性と、TOPPERSプロジェクトの組込み開発における方向性の完全なる一致は、アルテラの組み込み業界に対するアプローチが的確であることを物語り、今後の組込み業界でのPLDの活躍を示唆するものです。
TOPPERSプロジェクトの会長である名古屋大学教授の高田 広章 氏は「プログラマブル・デバイスの急速な発展により、ソフトコア・プロセッサを用いて組込みシステム全体を1つのPLD上で実現しようとするSOPC(system-on-a-programmable-chip)は、組込みシステム構築の有力なソリューションとなってきました。TOPPERSプロジェクトでは、今回発表したTOPPERS/FDMPカーネルを始めとして、SoPC向けのリアルタイムOSなどの開発に力を入れていきたいと考えており、PLDおよびSoPC技術をリードする企業である日本アルテラ株式会社に参加いただけることを、大いに歓迎いたします」と述べています。
日本アルテラ株式会社のプロダクトマーケティング シニア マネージャーの堀内 伸郎は「当社は、TOPPERSプロジェクトが掲げる、現世代のリアルタイムOSの決定版を構築する、次世代のリアルタイムOS技術を開発する、そして組み込みシステム技術者育成に力を入れる、という3つの狙いに感銘を受けています。また、日本発のITRON仕様をベースにTOPPERSプロジェクトにより開発された、組込みシステムにフォーカスした各種オープンソース・ソフトウェアは、日本の組み込み市場に注力するアルテラにとって大変重要であり、Nios II と TOPPERSプロジェクトとの連携を強化し今後のプロジェクト開発にも貢献していきます」と述べています。
Nios II エンベデッド・プロセッサ・ファミリ
すでに多くの組込み業界の有力パートナー企業より、リアルタイムOS、ミドルウェア、デバッガ、システム・シミュレータ、および統合開発環境がサポートされているアルテラのNios II ソフトコア・エンベデッド・プロセッサ・ファミリは、プログラマブル・ロジックおよびsystem-on-a-programmable-chip (SOPC)統合ソリューション向けに最適化されています。3種類のNios II コアと複数のFPGAデバイス・ファミリから成る選択肢により、開発者の要求する性能と価格帯に幅広く対応しています。Nios II コアは汎用RISCプロセッサで、ユーザ・ロジックと組み合わせたり、アルテラのFPGA上でプログラムすることが可能です。このプロセッサは、32ビット・インストラクション・セット、32ビット・データ・パス、ならびに コンフィギュラブルなインストラクションおよびデータ・キャッシュを備えています。Nios II エンベデッド・プロセッサは、アルテラのPLD製品およびHardCopyデバイスで使用する限り、ロイヤリティ費用は無償となります。OEMアプリケーション向けのASICライセンスは、追加費用で購入できます。詳細情報は、www.altera.com/nios2 (日本語:www.altera.co.jp/nios2 )に掲載されています。
TOPPERSプロジェクトについて
TOPPERSプロジェクトは、ITRON仕様の技術開発成果を出発点として、組込みシステム構築の基盤となる各種のソフトウェアを開発し、良質なオープンソースソフトウェアとして公開することで、組込みシステム技術と産業の振興を図ることを目的としたプロジェクトです。また、教育コースや教材の開発と、それを用いた教育の場を提供するなどの活動を通じて、組込みシステム技術者の育成に貢献することも目的としています。TOPPERSプロジェクトは、2003年9月に設立した特定非営利活動法人(NPO法人)を中心に、名古屋大学教授の高田広章をリーダとして、産学官の団体と個人の連携により推進しています。
TOPPERSプロジェクトに関しての詳細は、TOPPERSプロジェクトのウェブサイト( www.toppers.jp/ )をご覧下さい。
アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーション(NASDAQ:ALTR)は、system-on-a-programmable-chip(SOPC)ソリューションの世界的パイオニアです。ソフトウェア・ツール、IP(Intellectual Property)および技術的なサービスとプログラマブル・ロジック技術を組み合わせ、価値の高いプログラマブル・ソリューションを全世界で約14,000の顧客に提供しています。アルテラに関する詳細情報は同社Webサイト(www.altera.com)に掲載されています。
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広報 本間 明子 日本アルテラ株式会社 03-3340-9480 jpnewsrm@altera.com |
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