RELEASE DATE: 2011年11月16日
アルテラ、業界初の FPGA 向け OpenCL 研究開発プログラムを発表
- FPGA ベース OpenCL 実装において、最初の顧客評価を完了
アルテラ・コーポレーション (本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO 兼会長: ジョン・デイナ、日本法人: 東京都新宿区西新宿、代表取締役社長: 日隈 寛和、NASDAQ: ALTR、以下、アルテラ) は、米国時間11月15日 (日本時間11月16日)、FPGA および SoC FPGA 向けの Open Computing Language (以下、OpenCLTM) 規格の研究開発プログラムを発表しました。
OpenCL 規格は、並列プログラミング向けの C言語ベースのオープン規格です。アルテラの OpenCL 研究開発プログラムは、FPGA の並列処理能力と OpenCL 規格の相乗効果によって、システム処理のさらなる高速化を追求するものです。このヘテロジニアス・システム (OpenCL 規格を用いた CPU と FPGA で構成) によって、Verilog または VHDL などの低位レベルのハードウェア記述言語 (HDL) を使用する従来の FPGA 開発と比較して、市場投入を飛躍的に早めることが可能になります。本プログラムによって、アルテラは、複数の顧客と協業し、学術目的での FPGA 開発においても OpenCL 規格をサポートすべくユニバーシティ・プログラムを拡張し、顧客からのフィードバックを基に、OpenCL 規格の改良に積極的に貢献しています。初期の顧客評価の結果では、マルチコア CPU と比較して 35 倍の性能向上、低位レベルのハードウェア記述言語を使用して開発された FPGA ソリューションと比較して 50% の開発期間の短縮が示されています。
Khronos Group (クロノス・グループ) と呼ばれる業界コンソーシアムによって開発された OpenCL 規格は、ヘテロジニアス・システムのクロスプラットフォームでの並列プログラミングをサポートする、オープンでロイヤリティ・フリーの規格です。標準的な並列言語である OpenCL 規格により、プログラマーは使い慣れた C言語ベースの言語を使用して、CPU から GPU へ、さらには FPGA にまで拡張された、あらゆるプラットフォームでコードを開発することが可能になります。
OpenCL を用いてヘテロジニアス・アーキテクチャを採用することにより、早期市場投入を実現しながら、システム設計の中でアルゴリズム的に集中した処理について性能を最大化することができます。ターゲットとなるアプリケーションは、気候および金融モデリングなどの高性能コンピューティングから、高度レーダー・システム、医療画像、ビデオ・エンコーディングならびにビデオ・プロセシングなどの、並列処理が可能で高速演算を必要とするあらゆるシステムです。
OpenCL 規格は、標準的な C言語や C++ 言語で書かれた、あらゆる種類のマイクロプロセッサ上で実行可能な純然たるソフトウェアである "ホスト" コードと、OpenCL C言語で書かれた、アクセラレータ上で動作する "カーネル" コードを自然に分離します。これらのアルゴリズムをプロファイリングすることによって、システム設計者は、どのファンクションを FPGA デバイス内のカーネルとして高速化させて、システム性能を向上させるかを選択することができます。また複数のカーネルが並行して動作することが可能であるため、一層の高速化が図られます。ホストは、プログラマーがコード内で演算が最も必要とされる部分の並列処理とメモリ階層を特定するための、最小限の拡張機能を持つライブラリ・ルーチン群を介して、アクセラレータ・デバイスと通信を行います。
アルテラの OpenCL 規格の研究開発プログラムの詳細は、www.altera.co.jp/opencl をご覧下さい。ホワイトペーパー (日本語版・PDF) やオンライン・セミナー (英語版) もご覧いただけます。また、こちらのページから最新情報の入手を申し込むこともできます。OpenCL 規格の詳細については、www.khronos.org/opencl をご覧ください。
アルテラ ソフトウェアおよび IP エンジニアリング担当バイスプレジデントのユディ・ランディン (Udi Landen) は、「OpenCL 規格により、C言語プログラミング環境内の並列アーキテクチャを活用して、デザインを迅速に開発し、生産性を向上させることが可能となります。当社は何年にもわたって、OpenCL 規格の研究開発に積極的に取り組んでまいりました。現在も、OpenCL 規格における FPGA のサポートを推進すべく、業界コンソーシアム、顧客のシステム設計者、および学界関係者と協業してまいります」 と述べています。
アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。FPGA / CPLD、ASIC など、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジー・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。
アルテラに関する詳細情報は、同社Webサイト(www.altera.co.jp)をご覧ください。Facebook、RSS、Twitter でも情報提供を行っています。
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